上越市内で3店鋪を展開する「ラーメンハウスあおき」はこのほど、春日山店(上越市大豆1)に、冷凍ラーメンの自動販売機を設置した。新型コロナウイルスの感染対策で店内飲食を控える人、帰省できず来店できない人への宅配向けなどで、売り上げを伸ばしている。
販売品目は看板メニュー「上越しょうゆラーメン」の具なし(税込み700円)と具付き(同900円)の2種。具付きは麺、スープの他、チャーシューなどの具が冷凍で添えられている。設置当初1日3~5個程度の売り上げを想定していたが、大幅に上回る反響があるという。
青木輝店主は「新型コロナの影響で料理のテークアウトが定着し『家ラーメン』の方が気軽、という消費者感覚が強まっている。また緊急事態宣言で上越に帰省できず、慣れ親しんだ味が楽しめないという人へ、家族が冷凍便で発送するという需要もある」と話す。
今後、食品の宅配サイトでの通信販売も導入する方針。青木店主は「コロナ禍でも、上越ならではの味を楽しんでほしい。新しいファンも増えてくれたらいい」と話している。