まちの保健室「無印」内にプレオープン 健康へファーストアクセス 8月から調剤業務も

 調剤薬局、健康相談、身体測定、健康関連商品のスペースが一つになった「まちの保健室」が上越市西本町3の「無印良品 直江津」内に完成、20日にプレオープンした。調剤業務は8月1日から。営業時間は午前10時から午後8時まで。

店内に調和するよう配色も考えた「まちの保健室」。まずは気軽に立ち寄ってもらう考えだ

 無印良品を展開する良品計画(本社・東京都)が健康分野に参入するのに伴い、全国で初めて設置した。面積は約130平方メートル。薬局は、全国で調剤薬局事業を展開するクオールホールディングス(同)が出店。処方箋に基づく調剤の他、漢方薬を扱い、消費者の症状に合わせて提案する。薬草茶も豊富にそろえる。

 測定機器メーカーのタニタ(同)の協力を得て、身長計や体組成計、血圧計を設置。空き時間で気軽に身体データを計測し、セルフチェックができる。今後看護師資格保持者を雇用し、健康相談も展開する予定だ。

 継続的に健康に関心を持ってもらおうと、血圧血流や疲労ストレスなどの測定会、管理栄養士によるセミナーなどを月1回程度開く。包括連携協定を締結している上越市とも連携し、上越地域医療センター病院や市内企業とのイベントも開く考え。

 「無印良品 直江津」の林昌宏店長は「『まちの保健室』は健康へのファーストアクセス。さまざまな世代に利用してほしい。特に2025年には団塊世代が75歳になる。病気の予防も重要になる」と話した。

© 株式会社上越タイムス社