【東京五輪】競泳・瀬戸大也「いろんなことがあったけど…自分一人ではここに来られなかった」

瀬戸大也

東京五輪の競泳男子400メートル個人メドレーで金メダルの期待がかかる瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が22日、リモート取材で本番直前の心境を語った。

開幕前日に迫ったこの日午前に選手村入り。24日の同種目予選、25日の決勝へ向けて、その表情は晴れやかだった。「しっかり準備ができている。体も心もすごく整っている状態なので、すごくワクワクしています」と武者震いしている。

直前まで標高1750メートルの長野・東御市で合宿を行った。その成果には「自分が狙っている練習であったり、持っていきたいコンディションとか、狙い通りで完璧な練習が積めました」と自信満々。さらに午前中に決勝が行われる競泳の日程にも「完全に朝の体のコンディション。朝からしっかり目を覚ます状態は作れているので、そこも狙い通り」とバッチリだ。

昨年は人生で最大の試練を味わった。金メダルの期待を懸けられながら、私生活でスキャンダルを起こし、出場停止処分も食らった。様々な思いを去来させた瀬戸は「自分一人ではここまで来られなかったっていうのは本当に強く言いたい。自分がこれだけ自信をもってスタート台に立てたのはチームでサポートしてくれるスタッフのメンバーや家族、いろんなことがありましたが、それでも応援してるよってメッセージをくださるファンの皆さんのおかげだと思う」と振り返りつつ、最後は「本当にたくさんの方に感謝しかないです」と話した。

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