栃木県と宇都宮市は21日、新たに計42人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。宇都宮市内の事業所で、県内77例目となるクラスター(感染者集団)が発生し、従業員7人の感染が判明した。県内の累計感染者数は7482人となった。これまでの感染者のうち、変異株「デルタ株」の疑いは4人確認された。
新規感染者は10歳未満~80代の男女。居住地別では宇都宮市13人、小山市7人、栃木市5人、佐野市3人、那須塩原市、鹿沼市、下野市、さくら市、群馬県各2人、真岡市、大田原市、高根沢町、野木町各1人。
クラスターは、18~21日に従業員7人の陽性が判明した。同市保健所によると、移動中の車内での会話が原因とみられる。マスクは付けていたという。
デルタ株感染の疑いが判明したのは20~30代の男女で、うち3人が経路不明。デルタ株疑いは計46人(うち8人は確定)になった。
県と宇都宮市は21日、計103件を検査(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は32万257件、退院者7243人、入院者131人、宿泊療養者61人、自宅療養者21人、入院調整中26人、重症者8人。