東京五輪の最初の競技として注目を浴びた女子ソフトボール。福島・あづま球場を行われた開幕戦(21日)で日本代表はオーストラリアに8―1でコールド勝ちを収めたが、その会場で森喜朗前会長(84)の〝目撃情報〟が数多く出ていた。
試合が始まると、ネット上では「森前会長が観戦している」との情報が続出。新型コロナウイルス禍を鑑みて無観客開催となっていることもあり「どんな権限があって会場に入れるのか?」と疑問視する声も上がっていた。
これについて、組織委の橋本聖子会長は「森前会長はご観戦されておりました」と認めた上で「視察ということになると思います。前会長の時に福島・あずま球場でのソフトボールを決定したということであり、知事や地元市長にお世話になったということのお礼を込めてうかがったと私どもは承知しております」と説明した。
森前会長は今年2月、女性蔑視とも受け取れる発言で辞任。先日、迎賓館で行われた国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長の歓迎会にも姿を見せていた。