意地の勝利だ。東京五輪の1次リーグが22日、福島県営あづま球場で行われ、日本はメキシコに延長8回の末、3―2でサヨナラ勝ちを収めた。
日本は21日のオーストラリア戦に続いて、エース・上野由岐子(ビックカメラ高崎)が先発。1―0で迎えた5回表一死から、中越え本塁打を浴びて同点とされたが、5回裏に女房役の我妻悠香(同)が一死二塁から左越え二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。
しかし、7回表に連打で無死一、三塁のピンチを背負うと、中前安打を許し、再び同点となった。なおも無死一、二塁のピンチだったが、2番手でマウンドに上がったチーム最年少20歳の左腕・後藤希友が好リリーフを見せ、試合は延長戦に突入した。
日本は延長8回にも無死二、三塁のピンチを背負ったが、後藤がまたしても踏ん張った。そして、8回裏の一死三塁のチャンスで内野ゴロの間に三塁走者がホームインし、サヨナラ勝ちした。