東京五輪開閉会式のショーディレクターを務める小林賢太郎氏が、過去にホロコーストをお笑いネタにしてスピード解任された裏に、菅義偉首相とファイザーCEOとの交渉があると指摘する声が上がっている。
22日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GO!GO!Smile!~」に出演したCBC特別解説委員の石塚元章氏は、組織委が今回の解任を急いだ理由の一つについて「細かいことにで気になったのが、これもあったのかな」と次のように指摘した。
「菅総理がファイザーのCEOと会うんですよ。ワクチンをなるべく前倒してくださいと。ファイザーのCEOはユダヤ系なんですね」
続けて「これ(ホロコースト問題)を抱えたままファイザーのCEOに前倒しでくださいと菅総理は堂々と言えるのかどうか」と分析した。
そのうえで「ユダヤ系の人たちはいろいろなところに力を持っているし、業界に根を張っている。だからこそ外交上問題になる。ファイザーもそのもうひとつのポイント」と背景を説明。
菅首相は、新型コロナワクチンの早期供給に向け、ファイザー社のアルバート・ブーラCEOと週内にも会談する方向で調整している。
同CEOの両親はギリシャ系ユダヤ人でホロコーストの生存者。今年1月のホロコースト記念日で、ブーラCEOは両親のホロコーストの経験を初めて語っている。