【東京女子】山下実優がプリンセスカップ初優勝へ好発進 パートナー・伊藤麻希とは不穏ムード

角田奈穂(左)にハイキックを決める山下実優

東京女子プロレスのエース・山下実優(26)が悲願の初制覇に向け好発進だ。

シングルのトーナメント「東京プリンセスカップ」が22日、東京・新木場1stRINGで開幕し、1回戦で山下は角田奈穂と対戦。腕決めコンプリートショットやクロスアームDDT、ケンカキックの連発で粘る角田に対し、山下は紫電改(旋回式スタナー)だけは決めさせない。

最後はバズソーキックからクラッシュラビットヒート(ランニングニー)を決め、プリンセス・オブ・プリンセス王者の貫禄を示した。

2回戦(24日、新木場)では、1回戦シードの上福ゆきと対戦する。山下は「どうですか皆さん、私勝つと思いますか。面白い勝負になる? そういう試合の時、だいたい私が取られるんですよ…」としながらも「でも今回は上福を倒して絶対に優勝したい」と表情を引き締めた。

このままトーナメント初制覇へ一直線といきたいところだが、唯一の懸念材料はタッグパートナーの伊藤麻希が、準決勝(8月14日、東京・後楽園ホール)で3連覇がかかる瑞希との対戦を熱望していることだ。

山下は「私、瑞希と同じブロックなんですよ。あいつ忘れているのか? 今日もセコンドに就いてないし」とブツブツ言い出すや「私は根に持つタイプ。まずは上福ですけど、同じブロックに瑞希がいる。結果、伊藤と(準決勝で)戦うのは私です!」と怒りに満ちた表情で語気を強めた。

同トーナメントは23日の新木場大会でも1回戦4試合が行われ、SKE48の荒井優希が愛野ユキと対戦する。

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