【東京五輪】解任の小林賢太郎氏が謝罪「思うように笑わせられず、浅はかに気を引こうと…」

コメントを発表した小林賢太郎氏

東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、開閉会式の制作・演出を手掛けていた元お笑いコンビ「ラーメンズ」の小林賢太郎氏(48)の解任を発表。芸人時代のコントで「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」などと表現し、ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を連想させる発言をしていたことが引き金となった。

小林氏は組織委を通じて「1998年に発売された若手芸人を紹介するビデオソフトの中で、私が書いたコントのセリフに、極めて不謹慎な表現が含まれていました」と認めつつ「思うように人を笑わせられなくて、浅はかに人の気を引こうとしていた頃だと思います。その後、自分でも良くないと思い、考えを改め、人を傷つけない笑いを目指すようになっていきました」と振り返った。さらに、芸人として自身を見詰め直した小林氏は「人を楽しませる仕事の自分が、人に不快な思いをさせることは、あってはならないことです。当時の自分の愚かな言葉選びが間違いだったということを理解し、反省しています。不快に思われた方々に、お詫びを申し上げます。申し訳ありませんでした」と謝罪の言葉を並べた。

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