ギリシャ1部PAOKの元日本代表MF香川真司(32)が、巻き返しへの準備を着々と進めている。
チームのオランダ合宿に参加している香川は、21日に行われたオランダ1部ヘラクレスとのプレシーズンマッチに先発。0―0の前半13分、自陣でルーズボールを回収すると中央をドリブルで駆け上がりカウンター攻撃を仕掛ける。ペナルティーエリア手前で左のMFオマル・エル・カドゥーリへパスを出すと、ダイレクトで上げられたクロスをFWネルソン・オリベイラが合わせた。香川は前半14分の先制点の起点となり、2―1の勝利に貢献した。
約4か月の無所属期間を経て、昨季途中の1月にPAOKへ加入。徐々に調子を上げていたが、3月上旬からケガが相次ぎ、公式戦に復帰できないままシーズンが終了していた。今季は、このまま順調にプレーシーズンの調整を重ねていけば、完全復活を期待してもよさそうだ。