〝逃げ恥〟作者が東京五輪を憂う「世界に見せたい日本を見せたかったな」

東京五輪のモニュメント

人気漫画「逃げるは恥だが役に立つ」の作者・海野つなみ氏(50)が22日、自身のツイッターで五輪の理想をつづった。

この日、NHKは23日の開幕を前に大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺(ばなし)総集編」を約4時間40分にわたって放送。海野氏は「今日は13:05からいだてん総集編一挙再放送ばい! 逢いたかばってん逢われんたい~」と楽しみにしていたようだ。

実際に「今見るいだてん、ほんと万感の想いだったわ~」とツイート。

だが、同日には東京大会開閉会式のショーディレクター・小林賢太郎氏が、過去にホロコーストを揶揄するようなネタが問題視され解任。また、ここ数日の間に小山田圭吾氏や絵本作家のぶみ氏など大会関係者が〝ドミノ辞任〟している。

東京大会をめぐっては、これまでも、ありえない問題が噴出してきたのは記憶に新しい。

そんな異常事態を憂いたのか、海野氏は「どんなにあとに引けなくても返上するときは返上するしかないし、世界に見せたい日本を見せたかったな」とポツリ。

その上で「今回の大会で悪いものを全部出し切って、次回から本来のスポーツの大会に回帰するといいな。お金儲けとか国威発揚じゃなくて」と国際的なスポーツの祭典のあり方について再考を促した。

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