【節電】エアコンを上手に使って節電しながら涼しく過ごすコツ5つ

夏の暑さが厳しくなっているこの頃。1980年代には年間数日程度だった猛暑日(35度を超える日)ですが、2000年代に入ってからはなんと2倍以上の日数に増えているそうです! それだけではなく、平均気温も2度ほど高くなっているのだとか……。

ここまで暑い日々が続くとエアコンなしでは過ごせませんよね!
体調管理のためにも適度にエアコンを使いながら過ごすのがよさそうです。
ただ、暑いのはイヤだけれど、電気代がかさむのも困りモノ。

少しでも節電しながら涼しく快適に過ごせる方法ってあるのでしょうか?
エアコンはこまめに電源をオン・オフしたほうがいいのか、入れっぱなしにしたほうがいいのかなども気になります。

今回は、節電を実現しながらエアコンを上手に使うためのコツをご紹介します。

エアコンの内部をチェック!

エアコンを本格的に使う前にチェックしたいのが、内部の状態。冷却ファンにほこりがまとわりついていませんか? 冷却ファンにほこりが溜まっていると、機能性が落ちるため余分に電気代がかかることになります。

4~5月の間に、エアコン内部の掃除を済ませておくのが理想的です。
ネットで検索すると自分で掃除をする方法などを調べることもできますが、自分で分解して掃除するのは意外に大変なことも!

予算が許すならプロに依頼するのもおすすめの方法です。業者さんにより価格に幅があるので、予算に合わせた業者さんをネットで検索してみましょう。

エアコンを使い始めてからは、2週間に1回フィルターの掃除をしましょう!
フィルターの掃除は、水洗いをすればオーケーなので比較的簡単ですよ。

節約しながら涼しく過ごすコツ5つ

【ポイント1】熱を遮断する工夫をする

仕事で日中は部屋にいないことが多い場合に心がけたいのが、外の熱気を遮断する工夫をすること。

留守にする時間はカーテンを閉めたり、雨戸がついている部屋なら雨戸を閉めるのも効果的!
閉め切っておくと逆に暑くなるのではというイメージがありますが、熱は部屋の外で遮るのが効果的なのだそう。

ほかには、窓の外によしずを吊るしたり、遮光ネットをつけたりするのもいいですね。
外からの遮断が難しい場合は、ガラス窓に遮熱シートを貼るという方法もありますよ!

【ポイント2】熱を逃がしてからスイッチを入れる

帰宅したとき部屋に熱がこもっている場合は、エアコンをすぐにでも入れたくなりますがグッと我慢!
いったん窓を開けたり扇風機をかけたりして、熱を外に逃がしたあとにスイッチを入れるようにしましょう。

【ポイント3】風量調節は自動にしておく

電気代がかかることを気にして、エアコンの風量調節を手動で微風に設定していませんか?

風量調節は基本的には、自動にしておくのがおすすめです。エアコンは、部屋が冷えるまでは強風、設定温度まで下がったら微風のように効率よく動くように設計されています。
特に最初から微風に設定してしまうと、なかなか部屋が冷えず逆に電気代がかかることになる場合もあります。

【ポイント4】ルーバーは上向きまたは水平方向に

エアコンの風向きを調整するルーバーは、上向きまたは水平方向にします。

冷たい空気は下に溜まる性質があるので、冷房時は温度ムラができやすくなります。上向きまたは水平にすることで、冷えた空気が上から下に流れるようにします。

扇風機やサーキュレーターを利用して空気を循環させるのもおすすめの方法です。

【ポイント5】室外機に直射日光が当たらないようにする

エアコンの室外機は、部屋の中の熱を屋外に逃がす役目を持っています。

室外機本体が熱くなってしまうと、熱を逃がす効率が悪くなり電力を余分に消費してしまいます。
よしずや遮光カーテンなどを使って、室外機に直射日光が当たらないように工夫してみてください。

室外機の吹出口を防ぐのはNGなので、前にものを置かないように注意してくださいね。

電源のこまめなオン・オフは“節電”になるの?

エアコンの適切な設定温度は28度が目安といわれています。
24度以下に設定すると、一気に電力の消費量が上がるので注意してくださいね。

つけっぱなしの方が節電になる

気になるのは、電源をこまめに切るのは節電になるのかならないのかですよね?
周辺の環境などにも影響されますが、日中など自宅にずっといる場合は、つけっぱなしにしておくほうが節電になることが多いのだそう。

外出する場合も、30分以内なら電源はオンにしたままが節電になるそうです。

ずっとつけっぱなしだと電気代が一気に上がるイメージがありますが、驚くほどの料金の差はなかったというデータもあるようです。
電気代を気にしてスイッチを入れたり切ったりするよりも、部屋にいてエアコンが必要な場合は、オンにしたままで快適な環境を作る。
そう決めておくのもひとつの方法かもしれませんね。

「それでもやっぱり電気代が気になる!」という人は、使用した電気代がリアルタイムでデジタル表示される「ワットモニター(検電器)」を利用してみてください。

プラグとコンセントの間に設置するだけで使えますよ!

まとめ

ちょっとした工夫や心がけが電気代の消費量を抑えることにつながります。節電をしながら快適な夏を過ごしましょう。

Writer:starheart

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