警戒の中4連休始まる 県内「密避け楽しんで」

4連休の初日、マスク姿の帰省客らが次々と到着した宮崎ブーゲンビリア空港到着ロビー=22日午後、宮崎市

 東京五輪開幕に合わせた4連休が22日、スタートした。県は8月末までを新型コロナウイルスの「感染拡大防止強化月間」と位置付け警戒を強める中、県内行楽地では屋外で密を避けながらレジャーを楽しむ家族連れが目立ち、県外客や帰省客らの姿も見られた。
 宮崎市のサンビーチ一ツ葉は、県内外から訪れた多くの人でにぎわった。ビーチでは間隔を空けて遊泳するよう呼び掛けており、間瀬恵司海水浴場長(44)は「海水浴を楽しんでもらうため感染対策を徹底したい」と話した。
 同市の宮崎ブーゲンビリア空港は、コロナ以前の夏休みにみられた混雑はなかったものの、大阪や東京からの便で帰省客らが次々と到着。孫に2年ぶりに会うため大阪府から訪れた70代男性は「ワクチンを2回接種した安心感もあり、来県を決めた」と話していた。
 宮崎空港ビルは人流の増加に備え、感染を調べる簡易検査キットを販売しており、「空港内の消毒、清掃など感染対策を徹底し、安心できる環境を整えたい」としている。

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