三浦海岸海水浴場が2年ぶり海開き 酒類提供停止にビール持参の若者も 神奈川

2年ぶりに開設され、家族連れでにぎわう三浦海岸海水浴場=三浦市

 東京湾に面した三浦海岸海水浴場(神奈川県三浦市)では22日、2年ぶりの海開きを迎えた。制約は多いが、天候に恵まれた初日は家族連れを中心ににぎわった。8月31日まで開設される。

 悪天候の影響で海の家の建設が進まず、海開きは当初の予定より6日遅れた。県のまん延防止等重点措置対象区域となったため、海の家では酒類の提供を8月22日まで停止する。

 初日は家族連れが多く、子どもたちは波打ち際で砂遊びをしたり、浮輪で波に揺られながらのんびりしたりしていた。

 横須賀市から家族4人で来た男性(35)は「新型コロナが心配なので4連休も県外には出掛けない。ここは近いし、子どもも海が好きなので助かっています」と話していた。

 県は砂浜でも飲酒を控えるよう求めているが、簡易テントの中で持参したビールなどを飲む若者グループも。海水浴場の関係者は「人手もないし、見回って注意するのは難しい」と困惑していた。

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