中日・与田監督が鬼になる!? 貧打解消へ頻繁な選手入れ替えを示唆

中日・与田監督

中日・与田剛監督(55)が鬼になる。22日からバンテリンドームで再開された全体練習後、貧打解消のため、一、二軍の入れ替えを頻繁に行う方針を示唆。「結局は前半と同じことをやっていけば、選手の調子だけになってしまう。そういう部分では選手をいろいろ入れ替えながら、もう1回整理していかないといけない」と語った。

後半戦再開(8月13日)までの約1か月の間にエキシビションマッチとして28日から10試合を予定。指揮官は「この間は調整なんて思っていない。ウチのチームは前半首位を独走していて疲労を回復させるような時期ではない。シチュエーション的な打撃練習をやったり、戦術も含めながら、いろいろできないではなく、できるようにしていかないと。いかに点を取るかを考えれば、できなければメンバーを替えるしかないし、それが競争になっていく」と、後半戦を待たずしてふるいにかけるつもりでいる。

その上で「結局、できるかできないかというところになる。サインは出していても結果やれるか、やれないかは能力の問題にもなる。それをより選手たちには自覚してもらわないといけない。それができなければ、できるメンバーに替えるしかない」と厳しく言い放った。

もっか二軍では石垣やA・マルティネス、伊藤ら結果を残している選手が、後半戦での一軍昇格を虎視眈々と狙っている。与田監督の宣言通り、野手陣のサバイバルが激化すれば、貧打に陥っている強竜打線に火がつくかもしれない。

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