同志社大学は新たな英語教育の新カリキュラムを2022年度からスタートさせる。国内の英語教育が大きな変革期を迎えたのを受け、多様化する学生のニーズに対応するとともに、自律した外国語学習者を育てるのを狙いとしている。
同志社大学によると、新カリキュラムは同志社大学の教育理念とヨーロッパ言語参照枠（CEFR）、ヨーロッパ言語ポートフォリオ（ELP）の考え方を基盤にして新たに作成した。4つの柱で構成している。
１つは英語で専門領域を学ぶための体系的な科目構成。英語で専門領域を学ぶための基盤を1、2年次に作るためのもので、1年次は英語学習の基盤、2年次は分野を横断して共通に求められる英語力、各分野で求められる英語力の基盤を習得する。
もう１つは習熟度に応じたクラス編成。入学前に受けるプレイスメントテストでレベル別に4つのクラスに分け、1、2年次の英語の科目を履修する。
さらに、少人数クラスの編成。個に対応する環境を用意し、職業で英語を使用することを想定した上級科目、海外留学に必要となるテスト対策をする留学準備科目、海外留学プログラムを予定している。
最後が習熟度に応じた科目の履修。これまでは習熟度に関係なくすべてのレベルの学生が同一の科目を履修してきたが、習熟度別に目標を設定、レベルの応じた科目を履修する。
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