声優と大河で知名度が一気にアップしそうな市川染五郎

© 17LIVE

歌舞伎俳優の市川染五郎、女優の杉咲花らが22日、都内で行われた劇場版オリジナルアニメーション「サイダーのように言葉が湧き上がる」の初日舞台あいさつに出席、また、舞台あいさつ直後に「17LIVE」でライブ配信を行い、映画にまつわるエピソードなどを語った。

コミュニケーションが苦手で、人から話しかけられないように、いつもヘッドホンを着用している主人公の少年・チェリーと、見た目のコンプレックスをどうしても克服出来ない少女・スマイルが出会い、言葉と音楽で距離を縮めていくひと夏の青春を描いた同作。染五郎はチェリー、杉咲はスマイルの声優を務めた。

本作はコロナ禍で2度の公開延期となっており、今作が声優初挑戦の染五郎にとっては、思い入れのある作品。「とても残念な思いと悔しい思いがあったんですけども、なんとか公開を迎えられて率直にうれしい気持ちでいっぱいです」と喜び。

自身が演じた役については、「自分自身も人見知りな所があって、(チェリーは)自分と似ている部分がたくさんあった。ここまで似ている役をやらせていただくというのは、本当にご縁を感じますね」と語り、「(声優は)表現する方法が声だけに絞られるので、難しかったです」とも語った。

染五郎の祖父は二代目松本白鸚、父は十代目松本幸四郎、叔母は女優の松たか子。歌舞伎の名門家に生まれ育ち、わずか2歳だった2007年6月、東京・歌舞伎座で初お目見え。

2009年6月3日、歌舞伎座で初舞台を踏み、四代目松本金太郎を襲名。2018年1月2日、高麗屋三大襲名披露興行である歌舞伎座の「壽 初春大歌舞伎」において市川染五郎を八代目として襲名した。

「父親譲りのイケメンで、活躍すれば若い人が歌舞伎に興味を持ってくれるきっかけになれるのでは。歌舞伎界も大きな期待を寄せている」(演劇担当記者)

2013年5月3日、NHK BSプレミアムのドラマ「妻は、くノ一」の第5回放送で、父と映像作品では初共演。来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に木曽義高役での出演が決まっている。

© 17LIVE

© 株式会社ジェイプレス社