大坂なおみ批判のジャーナリストに当該雑誌の編集者が反論「いじめであり、不必要」

五輪出場に向けトレーニングを続ける大坂(ロイター)

うつに悩まされてきたと告白した女子テニス・大坂なおみ(23=日清食品)のコート外での活動について米有名ジャーナリストらが攻撃した事に対し、当該雑誌の編集者が撮影時期を告白。あらぬ批判に反論した。

問題の発端はコメンテーターのクレイ・トラヴィスがツイッターで大坂について「内向的すぎて試合後にメディアと話せないと言っているけど、リアリティ番組やバービー人形を立ち上げ、今後はスポーツ・イラストレイテッド スイムスーツ(水着)表紙を飾っている」と批判。有名ジャーナリストのメーガン・ケリーが「ヴォーグ・ジャパンとタイムも忘れずにね!」と乗っかった。

これに大坂本人が反応。ケリーに「もし調べていたらすべて去年撮影したものだとわかったと思う。でもあなたはすぐに反応し、ここでネガティブをまき散らした。もっと良いことをしてください、メーガン」などと反論。すぐにメーガンをブロックした。

米「NBC」によると、スポーツ・イラストレイテッドの編集者M・Jデイ氏は、ポッドキャスト番組で、この撮影が大坂がうつを明かす約半年前の昨年12月に撮影されたことを告白。ケリーに対し「何も悪いことをしなかった女性をターゲットにしているように思った。それはいじめであり、不必要。ジャーナリストなら、この女性に飛びかかって注意を引くのではなく、仕事をして事実を確認するのはどうですか?」と非難した。

ケリーに対しては、すでに批判が殺到。東京五輪を控える大坂へは多くの声援が寄せられている。

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