マライア・キャリー アイデンティティーに悩んだ子供時代 黒人とのハーフで髪質や色に疑問

マライア・キャリーの娘がモデルデビューを果たした。元夫ニック・キャノンとの10歳になる娘モンローちゃんが、子供服ブランド、オシュコシュ・ビゴッシュの新学期キャンペーン「トゥデイ・イズ・サムデイ」に母マライアのミニバージョンとして登場している。

デニムダンガリーできめたモンローちゃんは1980年の設定でヘアブラシをマイク代わりに歌詞を綴るマライアを演じ、「いつの日か状況は変わるの。私の頭の中に流れるメロディーがチャートのトップを飾る日が来る。私の心の中にある歌が何百万人の人々の心を打つ日がね」と動画中で話している。

一方、マライアは同キャンペーンについてピープル誌にこう語った。「少女のころ、私は自分の夢の実現に一直線に向かっていた。今母親として、私の子供たちが心の中に夢を描き膨らませているのを見ると本当に嬉しくなる」「大きな夢を描き、自分の道を切り開くことを子供に呼びかける、そのメッセージが気に入って、このキャンペーンに参加した」

そんなマライアは最近、子供時代にアイデンティティの問題を抱えていたと明かしてもいた。昨年自伝「ザ・ミーニング・オブ・マライア・キャリー」を出版した理由について、歌手としてのキャリアの前に自らが抱えてきた問題について知ってもらいたかったとマライア、父親の似顔絵に茶色いクレヨンを使い周囲を驚かせたり、黒人とのハーフであるため自分の髪質や色に悩んだりしたという。アイデンティティや人種に関する問題を幼少期から抱えていたマライアだが、デビュー後もマーケティングチームが、「曖昧な」人種の自分の売り出し方に試行錯誤していたそうだ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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