ブルーインパルスの飛行支える専属整備士 沖縄出身の新垣さん 

 【東京】東京オリンピックの開会日に合わせ、首都上空に五輪の輪を描いた航空自衛隊のアクロバット飛行チーム・ブルーインパルスの専属整備士として、那覇市出身の3等空曹・新垣友市さん(33)は安全な飛行のため汗を流した。前回の東京五輪以来57年ぶりとなった五輪の輪のスモークに、新垣さんは「空自の整備員代表だと思い、完璧に航空機を点検した」と安堵の声を上げた。 

 車整備をしていた父親を見て育ち、「人の命を守るために安全確実な整備をする仕事が好きになった」。やがて大空を飛ぶ航空機の整備士を志した。

 「初心を忘れず、謙虚な気持ちで学ぶ姿勢を忘れない」と心掛けている。常に細心の注意を払い、航空機整備に取り組んできた。努力を積み重ね、昨年1月に空自の花形・ブルーインパルスの整備士となった。

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