諫早で原爆パネル巡回展 核廃絶願う手記も 平和の尊さ考える機会に

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長崎原爆の惨状、被爆者や子どもたちの平和への思いを伝える巡回パネル展=諫早市、小長井文化ホール

 長崎原爆の惨状を伝える写真パネルや、核廃絶を願う被爆者の手記、子どもたちの平和へのメッセージなどを紹介した巡回展が諫早市内で開かれている。企画した市は「平和の尊さ、大切さを改めて考える機会にしてほしい」としている。
 8月29日まで市内4会場を巡回する。各会場では、崩壊した浦上天主堂、爆心地付近で強烈な熱線を浴び黒焦げになった少年の遺体、焼け野原で肉親を荼毘(だび)に付す様子を捉えた写真などパネル約40枚を展示。黒焦げになった母親の遺体の傍らで立ちすくむ写真の少女として知られた被爆者、龍智江子さん=2020年8月、90歳で死去=のパネルには「母は、頭や足は真っ黒に焦げて胴体は生焼けでした」との本人の証言が添えられている。
 巡回展は毎年、長崎原爆の日に合わせて市が開催。今年は初めて市内各小学校に呼び掛け、4年生を中心に学校単位で模造紙に平和への思いを書いてもらった。4会場の皮切りとなった小長井文化ホールには、「平和への思いを形にしよう」「助け合って平和な地球にしよう」などのメッセージが子どもたちの折り紙や貼り絵とともに紹介されている。

 4会場の開催期間は次の通り。
 ▽小長井文化ホール(28日まで)▽諫早図書館(31日~8月10日、月曜休館)▽たらみ図書館(同12日~19日、月曜休館)▽小野ふれあい会館(同21日~29日)