【競泳】白血病克服の池江璃花子 リレーで決勝進出ならず「悔しさ8割、楽しさ2割」

悔しそうな表情をみせる池江(右)

白血病で長期休養していた池江璃花子(21=ルネサンス)が24日、東京アクアティクスセンターで行われた東京五輪競泳女子400メートルリレー予選に登場。日本チームは五十嵐千尋、池江、酒井夏海、大本里佳で臨み、3分36秒20の組5位、全体9位で決勝進出を逃した。

この日の最終レース。第2泳者を務めた池江は引き継ぎで53秒63をマークして第3泳者の酒井につないだ。レース後は「自分の力も10割出せたかといわれたら10割出せていなかったと思います。悔しさ8割、楽しさ2割ぐらいですかね」と振り返った。レース前から目標にしていた日本新と決勝進出は叶わなかったが、闘病生活を乗り越え、2大会連続で泳いだ姿は世界中のファンに届いたはずだ。

実際に海外選手とも言葉を交わしたようで「みんな自分のことを待っていてくれたんだなという言葉をかけてもらえてすごくうれしかったです」

今大会、リレー種目に専念している池江は400メートルメドレーリレー、混合メドレーリレーにも出場する可能性がある。

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