<レスリング>躍進するインドが初の“団体世界一”を達成…2021年世界カデット選手権・男子フリースタイル

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初の団体での世界制覇を達成したインド=提供・UWW(撮影:Kadir Caliskan)

 2021年世界カデット選手権は7月19日、ハンガリー・ブダペストで開幕。19~21日に34ヶ国が参加して男子フリースタイルが行われ、インドが2階級で優勝。同じ2階級制覇の米国やイランを退け、初の国別対抗得点優勝を飾った。シニア、U23、ジュニアを含めた世界選手権で、インドが国別対抗得点を制したのは初めて。

 世界カデット選手権は2011年に再開され(2000~2010年は大陸選手権のみ)、男子フリースタイルは2017年までロシアが制覇。2018年にイランが勝ち、2019年にはロシアが奪還した。

 インドは世界カデット選手権が再開された後、ディーパック・プニア(東京オリンピック86kg級代表)ら3選手が優勝しているが、国別対抗得点は2011年と2019年の3位が最高だった。近年、国技とも言えるクリケットに迫る人気を獲得し、合わせて実力も上昇。2019年世界選手権の男子フリースタイルは6位に入賞。日本の10位を上回るなど、アジア選手権を含めてしばしば日本を超える成績を残している。

 男子フリースタイルに続いて行われた女子では3階級で優勝した。同じ3階級制覇の米国に10点差で追いつかず、国別対抗得点の優勝は逃したが、2位は2017・18年と並ぶ最高タイの成績。

 東京オリンピックでは、男子フリースタイル65kg級のバジラン・プニアと女子53kg級のビネシュ・フォガトに同国初のオリンピック・チャンピオンの期待がかかっている。若い世代の健闘が強力な後押しとなるか。

 なお、今年の世界カデット選手権に日本は参加していない。