【東京五輪】カザフお姫様の意外な素顔…美貌受け継ぐ娘もスター選手、将来は大統領候補!

カザフスタンのリパコワ(中央右)は旗手を務め、一躍「時の人」に(ロイター)

東京五輪開会式(23日)でカザフスタン選手団の旗手を務め、美貌が世界中から注目されている陸上女子三段跳びのオルガ・リパコワ(36)の知られざる私生活が明らかになった。

カザフスタンメディア「NUR.KZ」が話題を呼んでいるリパコワについて大特集。生い立ちから私生活、政治家としての活動まで取り上げた。

父セルゲイ・アレクゼーフが十種競技の選手だったこともあり、その指導を受けながら七種競技の選手としてキャリアをスタートさせた。学業も両立させたエリートで、2001年に東カザフスタン寄宿学校を卒業後、アルマトイ身体文化スポーツアカデミーに入学した。

在学中に同じ陸上選手だったデニス・リパコワと出会って結婚。夫となったデニスは妻のサポートに専念するため引退し、コーチに転身した。リパコワの活躍とともに夫婦は地元の名士になり、「オルガ・リパコワ陸上競技センター」を開設。さらにロンドン五輪三段跳びで金メダルを獲得したことで国民的なスター選手となり「国の最も名誉ある賞を受賞した」。東カザフスタン地域の名誉市民になったほか、リパコワの故郷であるオスケメンには14年にその名が冠された陸上競技場までオープンした。

さらに国民からの絶大な支持を背景にして政界にも進出。16年に東カザフスタン地域の議員に選出され、政治家としての能力も高く評価されている。東京五輪での競技に集中するためいったん議員は辞任したが、大会後は議員として活動再開する予定。同国民からの人気に加えて今大会で世界中から注目を集めたことで、将来の大統領候補との呼び声も高まっている。

一方で私生活では、04年に長女アナスタシアさん、13年に長男キリル君を出産した2児の母。アナスタシアさんは「すでにスポーツで成功を収めている」と同紙は指摘。今年5月に開催されたカザフスタンのユース陸上選手権で走り幅跳びと4×100メートルリレーで2冠を達成。母親譲りの美貌も相まって地元ではすでに人気が高まっており、次回の24年パリ五輪出場を目指している。

小学生のキリル君はサッカーを始めており、リパコワが自らのトレーニングに参加させながら、フィジカル面を指導するなど熱血ママぶりも見せている。

〝カザフのお姫様〟はファンタジーの世界も顔負けのスーパーウーマンだった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社