上越シニア劇団(仮称)旗上げ 51~70歳のメンバー10人 結団式「わくわく感」 市民演劇祭デビューへ

 上越文化会館(上越市新光町1)は23日、上越シニア劇団(仮称)の結団式を同会館中ホールで行った。

結成メンバーと文化会館スタッフら。団員は市民10人でスタートする

 同会館事業として行う市民劇団。同会館はこれまで市民創作音楽劇「くびき野の歌」(平成21年度、令和元年度)、昨年度の「シニアのための演劇・合唱ワークショップ」などを行ってきたが、継続性のある事業として劇団を立ち上げた。

 結成メンバーは上越市、妙高市在住で51歳から70歳までの10人。「くびき野の歌」やワークショップの経験者に加え、演劇未経験者も参加。ワークショップに引き続き、上越市ゆかりの演劇人、如月せいいちろーさん(45)が主任演出家を務める。

 結団式では団員8人とスタッフが参加し、自己紹介や活動計画発表をした。プロデューサーを務める同会館の斉藤美代子館長は「楽しい時間としての市民劇団にしたい。真剣に、本気でやっていきたい」と語った。

 劇団の名称は今後、正式に決定し、来年3月の市民演劇祭でデビュー予定。くびき野の歌、ワークショップに引き続き参加する藤澤明彦さん(54)は「わくわく感と、これまでとは一味違う緊張感。みんなで作り上げ、一つの作品として完成するようにしたい」と話した。

 上越シニア劇団は団員を随時募集中。問い合わせは同会館(電025・522・8800)へ。

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