「リヴァプールはミランのことを秘密にした」ジェラードが“幻移籍”を振り返る

レンジャーズをリーグ戦無敗優勝に導いたスティーヴン・ジェラード監督。

開幕前最後のプレシーズンマッチでカルロ・アンチェロッティ新監督が率いるレアル・マドリーと対戦する。彼は『ESPN』のインタビューでこんな話をしていたそう。

スティーヴン・ジェラード(レンジャーズ監督)

「(アンチェロッティのエヴァートン退団は)驚いたけれど、文句はないよ。

僕にとって最大のライバルで監督をしていたけれど、素晴らしい仕事をしていた。彼は世界最高の監督のひとりさ。

彼と対戦した経験はあるけれど、タッチラインで一緒になったり、彼の知識や学んだり、活用したりできる機会があれば、最高に嬉しい。自分がずっと尊敬してきた人だからね。

選手としての彼の映像もたくさん見てきた。彼がこのスポーツに与えたものは素晴らしいものだ。

彼は選手としても監督としても勝者さ。だから、アイブロックス(レンジャーズの本拠地)に彼が来るのは嬉しい」

アンチェロッティはミラン監督時代にジェラードの獲得に動いていたが、ジェラード本人は引退するまでその事実を知らなかったそう。

スティーヴン・ジェラード(レンジャーズ監督)

「リヴァプールはその話を自分には決してしなかった。だから、秘密にしていたに違いないね。

(アンチェロッティの)インタビューを実際に読んだよ。すごく嬉しいものだったし、とても謙虚なものだった。

自分はリヴァプールでとても幸せだった。

当時は世界中のどのクラブも僕をリヴァプールから引き離すことはできなかったね。

キャリアのピークを迎えていたし、とても幸せだったから、リヴァプールで成功しようとすることに満足していた。

でも、カルロ・アンチェロッティやACミランから選手としての自分を欲しかったと言われるのは、とても喜ばしいことさ」

ジェラードとミランはCL決勝で2度激突した間柄。もし移籍が実現していたら、衝撃的だったはずだ。

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なお、ジェラードが現役時代にミランと対戦したのは、CL決勝の2試合のみ。

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