「亀梨和也はジャニーズトップクラス?!」AK-69が語った楽曲制作秘話

メンバーの個人活動が好調のKAT-TUNだが、15周年のアニバーサリーイヤーを迎えた今年、グループの快進撃も続く。亀梨和也主演ドラマ『レッドアイズ 監視捜査班』主題歌の『Roar』は初動売上で25万枚を突破し、全国ツアー『15TH ANNIVERSARY LIVE KAT-TUN』でファンに感謝を伝え、15周年アニバーサリープログラム『何するカトゥーン?(CX系) 』も他にはない贅沢な内容が好評だ。

 さらに9月8日には、今年第2弾となるニューシングルのリリースされる予定。日テレ系のプロ野球中継『DRAMATIC BASEBALL 2021』イメージソング、かつ『Going! Sports&News』のテーマソングの『We Just Go Hard feat.AK-69』、ジャニーズJr.の美 少年が主演するドラマ『ザ・ハイスクールヒーローズ(テレビ朝日系)』の主題歌『EUPHORIA(ユーフォリア)』の両A面シングルだ。

圧倒的な存在感の「KAT-TUN兄さん」

 『We Just Go Hard feat.AK-69』は、7月『音楽の日(TBS系)』と『THE MUSIC DAY 音楽は止まらない(日テレ系)』でパフォーマンスを披露した際、Twitterには「KAT-TUN兄さん、かっこよすぎる」「MV付きのCD欲しくなった」「今日の優勝はKAT-TUN兄さん」とジャニーズの後輩のファンたちが褒めたたえる声が相次いだ。

なかでも、これまでテレビで披露する機会がなかった亀梨のラップは、「最高にカッコイイ」「クールでヤバい」「気品もあってオシャレ」など驚きの声があがった。一方では「カッコいいと思ったら、さすがAK-69さん!」と、ヒップホップファンも見逃さなかった。 

野球選手にも愛されてきたヒップホップアーティスト

 KAT-TUNに楽曲提供をしたAK-69(エーケーシックスティーナイン)は日本のHIP HOPを語る上で欠かせない存在。マイクを握ってから25周年の今年6月に自身4枚目のアルバム『The Race』をリリース。アスリートや有名人にもファンが多く、読売ジャイアンツの坂本勇人ら、プロ野球選手の登場曲にも多く使われている。

7月23日、AK-69がナビゲーターを務めるラジオ『AK-69 HOT69(NACK 5)』で、リスナーの質問に答えてKAT-TUNへの楽曲提供は、『Roar 期間限定盤1』に収録した亀梨のソロ曲『Pure Ice』をプロデュースした縁で実現したと話した。「『なぜジャニーズ?』とHIP HOP界隈の人たちの中には不思議に思う人もいるかもしれないが、ジャニーズが外部のラッパーをフューチャリングするのは初、HIPHOP史上も初めてで、光栄で誇りだ」と話した。

3人とものみ込みが早く、亀梨の能力はトップクラス

 レコーディング前には、AK-69が歌い方や声の出し方、強弱のつけ方などを指導したが、「3人とものみ込みが早い、決められた時間内でちゃんと表現するプロ」と褒めたたえた。なかでも、「亀梨はジャニーズアイドルの中でもトップクラスの能力」とジャニーズの製作担当者が語っていた裏話も語りつつ、「亀梨くんと自分の歌声は声質が似ている、共通する周波数が出ていると気づいた」と評価した。

楽曲制作は、亀梨と話し合うなかで「野球のスタジアム感を出したい」という要望をもとにイメージをふくらませ、「我ながら良い塩梅の曲になった」と満足そうに語った。

ジャニーズにもラップが得意なタレントは多いが、KAT-TUNのように経験を重ねてきた大人の個性派グループは「ジャニーズらしさ」「アイドルらしさ」にこだわらず、さまざまなジャンルの音楽に挑戦して、ジャニーズの新たな世界を広げてほしい。

『We Just Go Hard feat.AK-69』のカップリング曲『EUPHORIA』も、グイグイ攻めるカッコイイダンスナンバーなので、あわせてチェックしたい。

〈ライター/佐藤ジェニー〉

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