爆笑・太田光 元ラーメンズ小林解任「仕方ない」が「ユダヤ人権団体に説明を」

爆笑問題・太田光

お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が25日放送の「サンデージャポン」(TBS系)で、東京五輪開会式ショーディレクターを担当していた演出家の小林賢太郎氏(48)が電撃解任された問題に言及した。

太田は「解任はある程度仕方ない。ただ、当然とは思えない。組織委員会や政府に、ユダヤの人権団体に対してちょっと、説明してほしい」と持論を展開。一方で「ただ、その説明がとっても難しい」とも語った。

その上で問題となったラーメンズの過去ネタを〝解説〟。「あのネタの前提はNHK教育の『できるかな』という番組を茶化すネタ。小林賢太郎が茶化したのは虐殺があった事実(ホロコースト)ではなくて、あの当時のNHKの看板番組だった『できるかな』という番組の〝偽善性〟を茶化すということ。番組の中でしゃべらないノッポさんがしゃべりだしてエスカレートしていくという構成のネタなんです」と問題となったコントの趣旨を説明した。

その上で解任の原因となったホロコーストに触れた部分について踏み込み、「ノッポさんがいかに冷酷だったら? ノッポさんが絶対に言わないセリフを(ネタの中で)言わせたかったわけですよ。つまり、彼の中では(ホロコーストは)『世界一残酷なもの』としてあったわけです」と小林氏のネタ作成の意図を代弁した。

それでも改めて「解任は仕方ない」。ただ「選んだ限りは(組織委員会、政府は)説明してほしい」と訴えた。

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