タティスJr.が30号 パドレス史上最速の「30-20」達成

【パドレス2-3マーリンズ】@ローンデポ・パーク

パドレスはフェルナンド・タティスJr.の30号ソロとライアン・ウェザースの1号ソロで2点を先制しながらもマーリンズに逆転負けを喫したが、自身初のシーズン30本塁打を達成したタティスJr.がチームの歴史に名を刻んだ。タティスJr.は今季すでに23盗塁を記録しており、今日の一発で「30-20」を達成。パドレスでは球団史上4人目の快挙だが、出場82試合目での達成は2001年のライアン・クレスコの145試合を大幅に更新する球団史上最速記録となった。

パドレスで過去に「30-20」を達成したのは1996年のスティーブ・フィンリー、2001年のクレスコ、2017年のウィル・マイヤーズの3人。フィンリーは160試合目、クレスコは145試合目、マイヤーズは155試合目での達成であり、タティスJr.がわずか82試合で達成したのは異例のスピード記録である。また、22歳でシーズン30本塁打を達成するのは球団史上最年少。22歳以下でシーズン30本塁打を記録した遊撃手はアレックス・ロドリゲス、グレイバー・トーレスに次いでメジャー史上3人目となった。

対戦相手のマーリンズでCEO(最高経営責任者)を務めるデレク・ジーターは「彼はなんでもできる。守備も打撃も走塁も見ていて非常に楽しい選手だ。サンディエゴにはファンが長いあいだ楽しんで見ることができる選手がいると思う」と語り、タティスJr.を称賛。30本塁打と23盗塁はいずれもリーグトップの数字であり、1932年のチャック・クライン以来となる本塁打と盗塁の二冠獲得を期待したい。

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