今週も厳しい暑さ続く 熱中症に警戒 東北や関東 週明けは大荒れのおそれ

 きょう(日)は広い範囲で晴れて厳しい暑さが続いているが、週明けは、関東や東北は台風8号の影響で荒れた天気となる見込み。
 台風8号は27日(火)ごろに、東日本や東北に接近し、上陸するおそれがある。関東甲信や東北では、あす(月)から雨や風が強まり、次第に波も高くなりそうだ。水曜日ごろにかけて、大雨や、高波、暴風に警戒が必要となる。

きょうも危険な暑さ 熱中症に警戒

 きょう(日)は高気圧に覆われて晴れている所が多く、午後2時40分までに、福井県の小浜で36.4℃、山梨県の勝沼では36.3℃まで上がり、福岡県の太宰府で36.1℃、大阪の枚方や北海道の上富良野も35.8℃を観測するなど、猛暑日となっている所がある。各地で体にこたえる危険な暑さが続いている。できるだけ暑い時間の外出は避け、部屋の中でもこまめな水分補給や冷房を使うなどして熱中症に警戒が必要だ。
 この先も、しばらく厳しい暑さが続き、西日本から北日本にかけて、日中の気温が35℃近くまで上がる所がある見込み。寝苦しい夜も続くため、連日の暑さで体調を崩さないように気をつけたい。

 また、沖縄や奄美は台風6号が離れていっても、高波や土砂災害に注意が必要だ。

関東や東北 台風8号上陸のおそれ

 そして、週明けは関東や東北は台風8号による大雨や高波、暴風に警戒が必要となる。
 大型の台風8号は正午現在、1時間に15キロの速さで南鳥島近海を北上している。台風8号は発達しながら次第に進路を西よりに変えて、27日(火)ごろに東日本や東北にかなり接近し、上陸するおそれがある。

 ただ、あす(月)の午後には、関東や東北では次第に雨や風が強まる見込み。雨や風が強まる前に、早めに飛ばされやすいものを片付ける、側溝の水はけを良くする、避難場所や経路を確認するなどの対策が必要となる。太平洋側沿岸は次第に波が高くなり、火曜日は大しけとなりそうだ。高波にも警戒が必要だ。

(気象予報士・及川藍)

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