マイコラスがリハビリ登板で3回パーフェクト メンフィス14連勝

日本時間7月25日、右前腕の張りで故障者リスト入りしているマイルズ・マイコラス(カージナルス)がマイナーAAA級の試合でリハビリ登板。3回29球を投げて打者9人をパーフェクトに抑える好投を見せ、戦列復帰に向けて上々のスタートを切った。マイコラスの好投もあり、カージナルス傘下AAA級メンフィスは破竹の14連勝(すでに球団記録を更新)。なお、カージナルスは長期離脱しているエースのジャック・フラハティも日本時間7月28日にAAA級の試合でリハビリ登板する予定となっている。

マイコラスは日本時間5月23日のカブス戦で2年ぶりの戦列復帰を果たし、4回3安打1失点の好投を見せたものの、5回開始時に右前腕の張りを訴えて降板。翌日には故障者リストに登録され、再び戦列を離れた。この日を迎える前に実戦形式の打撃練習に3度登板し、満を持してAAA級の試合でリハビリ登板。3イニングをパーフェクトに抑える好投で戦列復帰に一歩前進した。今後はリハビリ登板を重ねるなかで徐々に球数を増やしていき、8月中旬ごろのメジャー復帰を目指すことになる。

一方、開幕から8連勝と最高のスタートを切ったフラハティは、日本時間5月26日のホワイトソックス戦で今季初黒星を喫し、次の登板で左脇腹を痛めて故障者リスト入り。5月末の時点で首位に0.5ゲーム差の2位につけていたカージナルスは、エースを欠いた6月以降に19勝26敗と失速してしまった。マイク・シルト監督によると、フラハティは最初のリハビリ登板で40~45球を投げる予定だという。マイコラスと同様に徐々に球数を増やし、最終的には8月後半のメジャー復帰を目指すようだ。

ちなみに、カージナルス傘下AAA級メンフィスは現在14連勝中と絶好調。連勝開始前の時点で借金15(21勝36敗)を抱えていたが、破竹の14連勝で勝率5割復帰に王手をかけた。「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで1位のマシュー・リバトーア、2位のノーラン・ゴーマン、4位のザック・トンプソンはいずれもAAA級でプレーしており、近い将来にメジャーでプレーする姿が観られそうだ。

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