【東京五輪/スケートボード】初代王者・堀米雄斗、バスケ八村塁やサーフィン五十嵐とツーショット 五輪を楽しむ22歳に世界も絶賛

高得点を連発し、喜びを爆発させた堀米雄斗(C)Getty Images

東京五輪は25日、今大会から採用された新種目スケートボード・男子ストリートが行われ、初代王者に堀米雄斗が輝いた。

五輪の歴史に新たな1ページが刻まれた。予選6位で決勝に臨んだ堀米は決勝で9点台を4本も出す怪演を見せ、40点満点中37.18点を獲得し、見事に金メダルを掴んだ。

◆【画像】バスケ八村塁やサーフィン五十嵐カノアとツーショット、五輪を楽しむ新王者・堀米雄斗

■スケートボードを始めた地元で金メダル

東京都江東区出身の掘米が、地元・有明アーバンスポーツパークで世界の頂点に立った。

大会前からツイッターをこまめに更新していた堀米は「ここ江東区で自分は育ったし、ここでスケボーを始めました」と五輪マークのモニュメントの前でピースサインのショットを投稿。

スケートボードが東京五輪で正式種目に決定したのが、2016年。そこから5年、試合後に「遠すぎて(五輪に)出られるか分からなかったが、自分がやっていることを積み重ねていくうち、五輪が近づいて行った」と語った堀米は、スケートボードのメッカである米カリフォルニア州を拠点に活動を続け、そして江東区の舞台へ立った。

ツイッターでは、バスケットボール男子日本代表でNBAプレーヤーの八村塁や、スケートボードと同じく東京五輪から新種目に採用されたサーフィンのメダル候補・五十嵐カノアとの開会式でのツーショット写真を投稿するなど、五輪を楽しむ様子が投稿されている。

大会後、「凄いシンプルなんですけど、本当に嬉しいです」と素直な喜びを爆発させた22歳。

その勇姿は海外でも称賛され、米紙『New York Times』はツイッターで「ユウト・ホリゴメの金メダルは大きな変化を生み出すかもしれない。スケートボードの五輪種目入りで、この競技は日本でより受け入れられている」と堀米の快挙を称えた。

五輪を楽しむ22歳の初代王者が、日本にスケートボードという新たな風を吹かせ始めた。

◆【動画】パーフェクト!堀米雄斗が決勝「9点台」連発で金メダル 世界の強豪を退けて初代王者に

【東京五輪/スケートボード】堀米雄斗が新種目で金メダル 「すごいシンプルだが、すごい嬉しい」

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文・SPREAD編集部

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