「世界の航空会社トップ20」、カタール航空が首位 AirlineRatings発表

エアラインレイティングス(AirlineRatings)は、2021年版の「Worlds Top 20 Airlines(世界の航空会社トップ20)」を発表した。

トップ20に選出される航空会社は、7つ星の安全評価を獲得していることが条件。業界経験を持つ編集者による評価のほか、安全基準、機齢、投資評価、乗客から投稿されたフィードバックなど11項目を考慮して決定した。

トップはカタール航空で、客室の革新性、サービス、新型コロナウイルスの感染拡大期間中にも運航を継続したことが評価された。ベストビジネスクラスとベストケータリング賞も受賞した。

2位のニュージーランド航空はベスト太平洋エアライン、ベストプレミアムエコノミー、ベストエコノミーの3つの賞を受賞した。プレミアムエコノミーは業界のベンチマークで、「間違いなく最高の価値がある」(ジェフリー・トーマス編集長)と高く評価された。

3位のシンガポール航空はベストファーストクラス、4位のカンタス航空はベストラウンジとベストドメスティックエアラインサービスを受賞している。この他、ヴァージン・オーストラリアがベストキャビンクルー、エミレーツ航空がベストインフライトエンターテインメント、ベトジェットエアがベストウルトラLCC、カンタスリンクがベストリージョナルエアラインを獲得した。長距離路線では地域別に、ユナイテッド航空、ルフトハンザ、カタール航空、シンガポール航空、ニュージーランド航空がそれぞれベストエアラインに選ばれているほか、LCCでは地域別に、サウスウエスト航空、イージージェット、ジェットスター航空がトップに選ばれた。

ユナイテッド航空はトップ10に唯一入った米系航空会社で、音速旅客機の開発や環境へのコミットメントが評価された。日本の航空会社は、12位に全日本空輸(ANA)、14位に日本航空(JAL)が入った。

■世界の航空会社トップ20

1位:カタール航空

2位:ニュージーランド航空

3位:シンガポール航空

4位:カンタス航空

5位:エミレーツ航空

6位:キャセイパシフィック航空

7位:ヴァージン・アトランティック航空

8位:ユナイテッド航空

9位:エバー航空

10位:ブリティッシュ・エアウェイズ

11位:ルフトハンザ・ドイツ航空

12位:全日本空輸(ANA)

13位:フィンエアー

14位:日本航空(JAL)

15位:KLMオランダ航空

16位:ハワイアン航空

17位:アラスカ航空

18位:ヴァージン・オーストラリア

19位:デルタ航空

20位:エティハド航空

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