【ソフトボール】日本が1次リーグ4連勝で決勝進出 カナダに延長サヨナラ勝ち

カナダに勝ち、喜び合う日本チーム(ロイター)

ソフトボール日本代表は25日、1次リーグ・カナダ戦(横浜スタジアム)に延長の末、1―0で勝利し、1次リーグ4連勝で米国との決勝に進出。銀メダル以上が確定した。26日の1次リーグ最終戦も米国と戦い、27日の決勝を迎える。

0―0のまま7回で決着がつかず、無死二塁から始まる延長タイブレークの8回裏、一死満塁で山田恵里(デンソー)が中前適時打を放ち、サヨナラ勝ち。13年前の金メダルメンバーでもあるベテランは、なかなか調子が上がらず今大会は苦しんでいただけに「今日を迎えるのが怖かったが、試合に使ってもらえた。(サヨナラの場面は)故意四球で回ってくるイメージがあったし、自分が勝ちを決めてやるつもりだった。やっとチームの一員になれた」とホッとした表情を浮かべた。

サヨナラを呼び込んだのは投手陣の完封リレーだった。先発のエース上野由岐子(ビッグカメラ高崎)が6回無失点で切り抜けると、2番手の後藤希友(みう=トヨタ自動車)は圧巻の6連続三振で2回無失点。上野は「先制点を与えないように、ホームランを打たれないこと意識していた」。サヨナラの場面については「(山田は)チャンスに強い選手。決めてくれると思って見ていた」と振り返った。米国との決勝に向けては「泣いても笑っても残り2戦。ファイナルへいい調整をしていきたい」と静かに闘志を燃やした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社