【U―24】MF遠藤航 2連勝にも浮かれず「後半の戦い方は課題を感じざるを得ない」

東京五輪1次リーグで2連勝を飾った絶好調の森保ジャパンだが、守備の要のMF遠藤航(28=シュツットガルト)がチームの課題を指摘した。

遠藤は精力的な動きで相手攻撃陣に思うようなプレーをさせず、獅子奮迅の活躍を見せて勝利に貢献した。

「立ち上がりのところで、良い入りをしようと。自分のところで常にボールを奪えるように、とは意識していた」と試合後は充実した表情で自らのプレーを振り返った。

ただ、チームとして気になる点も。「やはり後半の戦い方は課題を感じざるを得ない」と遠藤はズバリと指摘。日本は2―0で後半を迎え、相手に退場者も出て有利な状況になりながらも、終盤に反撃を許して後半40分に1点を返され、その後もピンチの場面があった。初戦の南アフリカ戦でも前半は圧倒的に攻め込みながら、後半に相手の攻勢にあう展開だったこともあり、チーム全体の後半の戦い方に問題が生じていると分析。今後の戦いで早急に改善が求められそうだ。

それでもチームの状態には手ごたえを感じており「コンディションは上がってきている。次もチームとして勝てるように頑張りたい」。遠藤の直言をどのように生かすかが目標の金メダルへ向けて重要なポイントとなりそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社