五輪陸上独代表「格好良い」 宮崎市の児童ら練習見学

横断幕を掲げ、国旗を振りながらドイツ陸上代表チームの選手たちに声援を送る児童ら=25日午前、宮崎市・ひなた県総合運動公園

 宮崎市のひなた県総合運動公園で東京五輪の合宿を行っているドイツの陸上代表チームは25日、練習を公開した。事前に募集していた同市内の陸上競技をしている児童とその保護者ら約50人が見学。一流の選手たちの練習に見入った。
 新型コロナウイルスの感染対策で大半の会場が無観客となったため、子どもたちに見学できる機会を設けようと、県と同市が企画。ドイツチーム側が提案を受け入れた。
 見学は午前の1時間。最終調整に入っている選手らは、リラックスした表情でウオーミングアップ。子どもたちは観客席からドイツ語で歓迎の言葉を記した横断幕を掲げたり、ドイツ国旗を振ったりして応援し、選手らは笑みを浮かべて手を振るなどして対応した。
 同市の本郷小6年で陸上競技をしている甲斐凜々(りり)さん(12)は「選手たちは足が長くて格好良かった。ストレッチのやり方など勉強になった」と笑顔だった。
 同市では今月18日~8月5日、マラソンと競歩を除く約130人が合宿を行っている。

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