東京五輪に出場する英国代表の陸上チームが25日、川崎市中原区の等々力陸上競技場で練習を公開した。市内の陸上部に所属する中高校生や陸上クラブのメンバー約300人が会場を訪れ、五輪選手の本番前の真剣なトレーニングを見学した。
英国選手団は9日から同競技場で事前キャンプをスタートし、16日からは陸上競技の練習を行っている。この日は、選手十数人が参加し、ランニングやハードル、走り幅跳びなどの練習に汗を流した。
見学した中高校生らは新型コロナウイルス感染予防のため、大声を出しての声援は控え、英国旗を振ったり、手拍子をしたりして選手を応援した。選手が時折、スタンドへ向け手を振ると、見学者は拍手で応えていた。
陸上に取り組んでいる小学生の息子と訪れた50代の女性＝同区＝は「生で見ると迫力がある。子どものトレーニングの参考にしたい」と話していた。
