池江璃花子の帰還にバルセロナ金・岩崎恭子さん感激「いつも奇跡的なことを起こしてくれる」

五輪の舞台に帰ってきた池江

東京五輪の競泳女子400メートルリレーに出場した池江璃花子(ルネサンス)について、1992年バルセロナ五輪女子200メートル平泳ぎ金メダルの岩崎恭子氏(43)は「いつも奇跡的なことを起こしてくれる」と称賛した。

池江は24日の予選に第2泳者として登場。引き継ぎで53秒63をマークしたが、五十嵐千尋、酒井夏海、大本里佳で組んだ日本チームは3分36秒20の9位で決勝進出を逃した。

それでも、岩崎氏は「泳ぎは非常によかったと思う。記録も悪くないし、引き継ぎなので正確なタイムは分からないけど、『世界の戦い』をすごく意識したんじゃないかな」と指摘。その上で「(400メートル)メドレー(リレー)を泳ぐと思うので、そこで力を出してくれたら。他の選手たちも決勝進出を目標にしていると思うので、クリアしてくれたらなと思う」と期待を寄せた。

闘病生活を乗り越えて大舞台に帰ってきた池江に、岩崎氏は「彼女を見ていると、こんなことが起きるんだなと。2年半前に病気になり1年半前にプールに戻ってきて、本当に競技に戻って来られただけでなく、五輪に出られたというところが元気を与えてくれる存在」と目を細めた。

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