韓国の4~6月外為取引額、過去最大の前期比より5.1%減り6.4兆円規模に

韓国で証券投資などの取引需要が減り、外国為替取引額が第2四半期(4~6月)に入ってやや減少したことが分かった。

26日、韓国銀行(中央銀行)によると、第2四半期における外国為替銀行の一日平均外国為替取引(直物・外国為替デリバティブ取引)の規模は578億5000万ドル(約6.4兆円)だった。

2008年の統計改編以降、最大規模を記録した今年第1四半期(609億4000万ドル)より30億9000万ドル(5.1%)減少した。

為替レートの変動が減り、直物と外国為替デリバティブ取引の需要が減少したと韓国銀行は推定した。

韓国銀行によると、ウォン/ドル為替レートの変動幅(最大値)は第1四半期の60.6ウォンで、第2四半期は31.8ウォンに減った。

商品別では、直物取引(228億8000万ドル)が前四半期より6.8%(16億6000万ドル)、外国為替デリバティブ取引(349億7000万ドル)が3.9%(14億3千万ドル)減少した。

外国為替銀行の中で、国内銀行の外国為替取引(255.0億ドル)は、7.6%(21.0億ドル)、外国銀行支店の外国為替取引(323億5000万ドル)は、3.0%(10.0億ドル)減少した。

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