【東京五輪・卓球】新種目混合複 銅メダルは林昀儒・鄭怡静 台湾勢21年ぶりのメダル獲得

<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>

26日、今大会から新たに採用された新種目、東京五輪卓球競技混合ダブルスの3位決定戦が行われた。混合ダブルスの世界ランキング1位の林昀儒(リンインジュ)/鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)ペアが、エマニュエル・ルベッソン/袁佳楠(ユアンジャナン・フランス)をゲームカウント4-0で下し、銅メダルに輝いた。

日本ペアに敗れた台湾ペアが銅メダルに

3位決定戦に登場した林昀儒/鄭怡静は、準決勝で日本の水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)ペアに敗れ、3位決定戦に進んだ。一方、フランスペアは、準決勝では許昕(シュシン)/劉詩雯(リュウスーウェン・中国)ペアに完敗したものの、準々決勝で黄鎮廷(ウォンチュンティン)/杜凱琹(ドウホイカン・中国香港)ペアをフルゲームで下している。

写真:ルベッソン・袁佳楠(フランス)/提供:ITTF

試合は、1ゲーム目から気合十分のチャイニーズタイペイペアが得点を重ねる。1点ごとに大きな声を出し、自らを鼓舞する林昀儒/鄭怡静ペア。林昀儒のチキータなどの台上プレーと、鄭怡静の中陣からでもミスのないラリー力がばっちりと噛み合い、2ゲームを連取した。

3ゲーム目以降も勢いは止まらない。チャイニーズタイペイペアはリードをし、ますます強気の攻めを見せる。フランスペアを突き放しストレートで見事銅メダル獲得を果たした。チャイニーズタイペイ勢としては、2000年シドニー五輪の女子シングルス陳静の銅メダル獲得以来、21年ぶりの五輪メダルとなった。

混合ダブルス3位決定戦

〇林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 4-0 エマニュエル・ルベッソン/袁佳楠(フランス)
11-8/11-7/11-8/11-5

文:ラリーズ編集部

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