相鉄線海老名駅、新駅舎の開業遅れる見通しに 杭の先端部に不良

相鉄線(資料写真)

 相模鉄道(横浜市西区)は26日、2022年度を予定していた相鉄線海老名駅(海老名市)の新駅舎の開業が遅れる見通しだと発表した。

 架設が完了した鉄骨の一部に不具合があることが分かり、調査の結果、杭(くい)の先端部の不良が判明したという。開業時期は「精査中」としている。

 施工者は、東急建設(東京都)を代表とする共同企業体。

 20年7月、鉄骨の高さが設計値よりも低いことが判明し、原因を特定するための調査を行ってきた。その結果、地盤を掘削しコンクリートを流し込んで杭を作る際、沈殿した土砂の処理が不十分だったため、杭が沈下していたことが分かった。

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