沖縄コロナ116人感染  月曜で過去2番目の多さ 子どもの割合高まる(7月27日朝)

 沖縄県は26日、新型コロナウイルス患者2人が亡くなり、新たに10歳未満から90代までの116人が感染したと発表した。累計の死亡者数は233人、感染者数は2万2847人。月曜の感染者数としては5月31日の142人に次いで過去2番目に多かった。沖縄市の社会福祉施設2カ所と那覇市の教育機関で新たなクラスター(感染者集団)を確認した。 

 亡くなったのは浦添市の60代男性と沖縄市の80代男性。それぞれ今月15日と16日に死亡が確認された。

 116人の居住地別は那覇市が最多で40人。うるま市と浦添市は16人で、連日2桁の感染者数が出ている。年代別は多い順に20代32人、40代21人、50代16人など。70代以上は10人だった。

 26日までの1週間の感染者数は千人。6月13日(1009人)以来の千人超だった。感染経路が判明している52人のうち最も多いのは家庭内27人だった。小中学校や高校生の感染も増えており、感染が拡大した5月と同様、子どもの感染割合が高まっている。

 県内279例目のクラスターとなった沖縄市の社会福祉施設は5~6月に20~90代12人が、280例目となった同市の社会福祉施設は6月に40~90代の17人が感染した。いずれも現在は収束している。281例目の那覇市の教育機関では今月16~21日に10~20代の計6人が感染し、保健所などが対応に当たっている。

 米軍関係の新たな感染者は25日2人、26日はゼロだった。累計は1596人。

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