フェラーリとランキング3位を争うマクラーレンF1、ハンガリーGPでアップデートを投入

 マクラーレンF1チームは、第11戦ハンガリーGPで、MCL35Mにいくつかのアップデートを投入、コンストラクターズ選手権3位を争うフェラーリとのギャップを広げたいと考えている。

 現在ランキング3位のマクラーレンは163点を獲得、4位のフェラーリとの差は15点だ。フェラーリのSF21にはパフォーマンス改善が見られ、前戦イギリスGPではマクラーレンよりも多くのポイントを獲得した。

2021年F1第10戦イギリスGP 2位表彰台のシャルル・ルクレール(フェラーリ)

 なんとしてもランキング3位を守り切りたいマクラーレンは、ハンガリーに向けて積極的にマシン改良の作業を行っていく。

「この戦いを確実に継続していくため、我々はハンガリーに向けていくつかアップグレードを投入する」とマクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは語った。

「現在、コンストラクターズ選手権3位につけていることは、我々にとって素晴らしいことだ。10戦終了時点で163ポイントを獲得しており、昨年と比べると大きな進歩を成し遂げているので、非常に満足している」

 2021年シーズン開幕前の段階では、F1中団においてどのチームが優勢なのか、予測できなかった。これまでのところ、中団トップのポジションを争っているのは、マクラーレンとフェラーリだ。

 ザイドルは、今シーズンのフェラーリの復活には驚いてはいないという。

「今シーズン、彼らが実現していくであろう進歩にも驚きはない。ふたりの強力なドライバーがいる強いチームなのだから」とザイドルは言う。

「彼らは問題に対処するために必要な、すべてのリソースを有している。問題に対処できるだけの経験を持ち合わせている人々がいるのだから、驚くことではない」

「シーズンの最後まで非常に厳しい戦いになるだろう」

© 株式会社三栄