『ジャングル・クルーズ』から映画が誕生! ロック様演じるムッキムキ船長とアマゾン冒険にGO!! な満点アドベンチャー

『ジャングル・クルーズ』©2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ディズニー×E・ブラント×ロック様

ついに“あのアトラクション”から映画が誕生した。そう、老若男女に大人気の『ジャングル・クルーズ』だ。しかも主演はエミリー・ブラントとドウェイン“ロック様”ジョンソンということで、一体どんな内容なのか期待しまくっていたディズニーランド/映画ファンは少なくないだろう。

ウォルト・ディズニー自身が製作を監督し、1955年の米ディズニーランド開園時から存在するジャングル・クルーズ。当初は現地の文化などを多くの人々に伝える狙いが強かったそうだが、その後エンタメ要素が盛り込まれていく過程で、首狩り族をはじめ誤解を招きかねない表現が改められていった。今後は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ(2003年~)=カリブの海賊のように、映画がアトラクションの内容に影響を与えるのか? という部分も気になるところだ。

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ランドのファン必見! 随所に盛り込まれたライド的魅力

さて今回の実写映画化だが、結論から言ってしまうと、世代を問わず楽しめる娯楽映画として満点をあげたい楽しさ。アトラクションから生まれた映画としてはどうなの? という部分に関しても、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズよりもライド的な魅力を存分に盛り込んだ、ファン必見の仕上がりと言えるだろう。カバだの滝だのといったネタは序盤でサクッと済ませてしまうが、それらもツカミとしては100点である。

『ジャングル・クルーズ』©2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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物語の舞台は1916年で、不老不死をもたらすという伝説を持つ<奇跡の花>を求めてアマゾンに出向いた博士のリリー(ブラント)が主人公。インチキくさいクルーズ・ツアーの船長フランク(ロック様)を現地で雇い冒険の旅に出るが、ガチの呪い(とフランクのウソ)によって散々な目に遭う……という展開だ。某『インディ~』的な設定も多々ありながら、実際ちびっ子が観たら軽くチビるかもしれない程度にはショッキングなルックスのキャラもいたりして、テレビ洋画劇場世代の観客もワクワクさせてくれる。

『ジャングル・クルーズ』©2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

映画館で秘境を冒険! ファミリー鑑賞もおすすめの夏休み映画

先述の首狩り族は東京ディズニーランドでは2000年以降になって果物売りに変更されたが、本作では食人族ネタが中盤以降の盛り上がりに大いに貢献。そしてフランク自身が抱える大きな秘密がクライマックスへの重要なフックとなり、緊張感をキープしたまま感動の結末へと突き進んでいく。いわゆるポリコレ的な配慮が流れを躓かせることも一切なく、多くのサスペンスアクションやホラー映画を手掛けてきたジャウマ・コレット=セラ監督の手腕に驚かされる。

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コレット=セラ監督の次回作は、再びロック様を主演に迎えたDCヴィランの単独作『ブラックアダム』(2022年公開予定)とのこと。そちらも大いに気になるところだが、映画館でちょっとした“冒険”を味わわせてくれる『ジャングル・クルーズ』は、ファミリー鑑賞にも最適な夏休み映画として全力でおすすめしたい。

『ジャングル・クルーズ』は2021年7月29日(木)より映画館、7月30日(金)よりディズニープラス プレミア アクセス公開

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