今度は埼玉・川越市で2mグリーンイグアナが逃走中! 飼いやすさがアダに

テケテケと逃げ出したグリーンイグアナ

埼玉県川越市で25日午後2時10分ごろ、イグアナが所在不明になったと市内の20代女性から110番があった。川越署によると、住宅で女性が飼育していたグリーンイグアナが逃げ出したという。体長は約2メートル。26日朝の時点でも見つかっていない。

同署は、人を襲うなどの危険性は少ないとしつつ「付近を徘徊(はいかい)している可能性もあり、安全のため遭遇したら不用意に近づかないように」と呼び掛けている。

同署などによると、女性は自宅1階のベランダで、鍵付きのケージに入れてイグアナを飼育していたが、鍵を閉め忘れたという。女性が最後に姿を確認した24日午後10時ごろから25日午後1時ごろまでの間に逃げ出したとみている。付近を捜しても見つからず、女性が110番した。

イグアナは2歳。女性が川越市内のペットショップで購入した当初は体長約20センチだったという。
5月にも富山市下新本町の住宅街で約1メートルのグリーンイグアナ1匹が警察に捕獲され、市内に住む飼い主の女性に戻されている。

あるペットショップは「手のひらサイズなら3000円で、簡単に手に入る。鳴き声もなく、散歩の必要もなく、エサは植物性なので飼いやすい。2つの“逃亡事件”ともに、すぐに女性の飼い主が名乗り出たのは愛情がある証拠ですね。爬虫類を飼うのは女性が多く、お客様の6割以上が女性なんです」と語る。

温度や照明などの初期設備代と電気代はかかるが、エサ代は安い。一日一食でもよいので、気兼ねなく外出ができる。しかし、大きくなると身体能力が高く、管理が甘ければ逃げられてしまうわけだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社