【暑さ対策】テント泊でも涼しく快適に眠れる6つの対策!夏キャンプの寝苦しさにさよなら

夏のキャンプで一番重要なのはきちんと睡眠を取る事です!夏の炎天下でのキャンプライフは日中かなり体力を消耗するので、満足のいく睡眠をシッカリとって体調を万全にしておきたいですね。今回はキャンプ歴10年以上の筆者が、夏のテント泊でも快適に眠るコツを伝授します!

夏のキャンプ・テント泊で眠れない3つの要因!

筆者撮影

夏のテント泊は暑くてなかなか寝付けない、という方も多いのではないでしょうか?

そもそも、夏は子供の夏休みもあり初めてキャンプを始める方も多いのですが、初心者は装備が不十分で快眠が出来ない可能性もあります。

また、自然の環境をモロに受けるテント泊だからこそ、気温や湿度も考慮してキャンプ地を考える必要があります。

そこでまずは、夏のテント泊で快適に睡眠できない主な要因を3つ挙げてみます。

要因1「寝床」:寝床がシッカリしていないと眠れない!

我が家はキャンプを初めて10年以上になりますが、子供の夏休みのタイミングでファミリーキャンプを始めました。

その際、初心者の私が思ったのはテントのインナーマットの上にフロアマットを2枚重ねれば、夏なので寝袋だけを使って雑魚寝が出来るだろうという浅はかな考えでした。

しかし、結果はテント全体に敷き詰めるマットはせいぜい厚さ1㎝ほどで、地面の凸凹には対応出来ず背中が痛く満足に眠れませんでした

要因2「気温」:熱帯夜だと眠れない!

就寝時の気温が25℃以上だと熱帯夜で暑くて眠れず、ベンチレーションやメッシュ部分が少ない通気性の悪いテントの場合は尚更暑くて眠れません。

自宅であればエアコンで室温を下げる事が出来ますが、屋外でのキャンプではAC電源サイトやポータブル電源がなければ扇風機やサーキュレーターなどを動かせません。

そのため、夏のキャンプで快適に眠るためには就寝時の気温や、最低気温を考えてキャンプ場を選ぶ事が重要です。

要因3「湿度」:湿度が高いと不快で眠れない!

日本は高温多湿で、梅雨が明けてから夏も湿度が高い傾向があり、就寝時の夜には気温も下がる分湿度も高くなりがちです。

自宅であればエアコンで簡単に湿度は下げる事が可能ですが、屋外のうえ地面の上にそのまま寝るテント泊は外気の湿度をモロに受ける事になります。

そのため、キャンプ場の夏の夜の湿度は晴れていても概ね85~90%近くになり不快指数は高くなる傾向があるので、外気温だけではなく湿度も考慮してキャンプ場を選択するのが肝要です。

【寝床対策】夏のキャンプ・テント泊でも快適に眠るためのコツ

筆者撮影

それでは、暑い夏のテント泊を快適に睡眠するにはどのような対策があるのでしょうか?

まずは寝床を快適にするための対策をご紹介します。

対策1:就寝時にコットを利用しよう!

筆者撮影

暑い夏に快眠を妨げるのは寝床から伝わる体温の反射熱で、自宅では冷感マットを活用される方も多いと思います。

もちろん、冷感マットをキャンプで利用されても構いませんが、コットを使う事で就寝時の背中部分から体温の放熱ができるので快適に眠れますよ。

また、コットを利用する事で、コット下部には風が通りやすく想像以上に涼しく感じられるので夏場こそコットを利用してみましょう。

▼筆者が愛用しているコットはこちらです

【気温対策】夏のキャンプ・テント泊でも快適に眠るためのコツ

つづいて、気温の高い夏キャンプの夜を快適に過ごすための対策です。

対策2:標高の高いところで避暑キャンプ!

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夏キャンプでの睡眠で最も重要になるのは気温で、標高が高くなればなるほど気温が下がり快適に眠る事が出来ます。

標高は100mで気温がマイナス0.6℃下がるので、標高1,000m地点では平野に比べて6℃も低くなります。

筆者は過去に標高1,800m地点の岐阜県「胡桃島キャンプ場」を利用したときには、平野と10℃近い温度差で、真夏でもグッスリ眠れました。

また、最低気温は3~5時の明け方の気温になる事が多いため、就寝時の21~22時頃の外気温は最低気温よりも高いので、時間ごとの気温を事前に確認しておきましょう。

対策3:湖畔や川沿いキャンプは涼しくてオススメ!

筆者撮影

夏のキャンプのアクティビティでオススメなのが水遊びで、我が家でも夏場は標高がある湖畔での避暑キャンプが定番ですが、楽しく遊べる以外にも夏キャンプにオススメな事があるのです。

それは、打ち水効果と同じ気化熱で、夏は外気温より湖や川の水の方が冷たく水面近くで外気が冷やされますし、地表からの照り返しも無く風も冷たくて夜の就寝時も快適です。

また、湖畔や川沿いのキャンプ場は遮るものが少なく風がそれなりにあり、夜は自然のクーラーの様な心地で快眠出来ますよ。

【湿度対策】夏のキャンプ・テント泊でも快適に眠るためのコツ

最後は、ムシムシする夏キャンプの湿気対策をご紹介します。

対策4:モスキートネットは通風性抜群!

筆者撮影

エアコンや扇風機の無いキャンプでは夏場の暑さをより和らげるために、タープを利用したコット泊がオススメです。

しかし、テントを使わないとなると虫刺されが気になりますが、モスキートネット(蚊帳)を使えば通風性も抜群で涼しく外気温が少々高めでも快適に眠る事ができます。

中には、木に吊るしてハンモック泊される方もいますが、山でのキャンプは天候も変わりやすく、深夜にいきなり豪雨の危険性もあるので出来ればタープを併用した方が無難です。

▼キャンプにおすすめのモスキートネット(蚊帳)やメッシュシェルターはこちらの記事&アイテムを参考にどうぞ!

対策5:夏用の薄めの寝袋を活用しよう!

筆者撮影

夏場は余程のことがない限り寒くて眠れないという事は少ないですので、快適気温が15℃以上の夏用シュラフを利用しましょう。

また、夏に利用する寝袋は薄めになっておりタオルケット変わりに利用も出来ますし、夏場のファミリーキャンプで人数分必要になって大荷物になる寝袋をコンパクトに出来るので一石二鳥です。

そして、夏場は睡眠時に寝汗で寝袋を汚す事があるので、寝袋の中身が洗濯が出来る化繊やコットンの素材の寝袋がオススメです。

▼筆者愛用の夏用寝袋・ネイチャーハイクの「ミニウルトラライト スリーピングバッグ LW180」についてこちらの記事でレビューしていますので参考にどうぞ!

対策6:扇風機などの家電を利用しよう!

筆者撮影

我が家では冬以外利用する事はありませんが、AC電源付きサイトを利用する事で扇風機や冷風機を利用する事が可能で、夏の暑さからくる就寝時の寝苦しさ軽減する事が可能です。

また、最近では充電タイプのサーキュレーターもリーズナブルに入手する事もできますので、家電を利用して快適な夏キャンプを過ごす事が可能です。

その他に、ポータブル電源があればAC電源がないキャンプ場でも家電を動かす事が出来るので、便利な世の中になりました。

▼キャンプにおすすめのサーキュレーターやポータブル電源はこちらの記事でご紹介しています!

場所選び&便利アイテムの活用で夏のキャンプ・テント泊も涼しく快適に睡眠!

筆者撮影

上記で説明した通り、夏のキャンプを涼しく快適に眠るのは案外簡単です。

涼しい避暑地へ行って避暑キャンプをするのが一番簡単ですが、居住地域や行き先によっては困難である場合は、その他の方法で快適に夏の就寝時の暑さを軽減しましょう。

そして、翌日もキャンプライフを満喫する為には夜にシッカリと快眠する事が、夏のキャンプを思いっきり楽しむ最大の方法ですよ!

▼夏キャンプの暑さ対策はこちらの記事も参考にしてみてくださいね!

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