サーフィン界のアムロちゃんが快挙を達成した。東京五輪で新種目となったサーフィン女子3位決定戦で、都筑有夢路(つづき・あむろ=20)がキャロライン・マークス(19=米国)を下し、銅メダルを獲得した。
台風の影響で難しいコンディションとなるなか、序盤から果敢に攻めた都筑。5・00点を出すなどし、合計6・80点でリードした。一方、慎重に波を見極め15分過ぎから動きだしたマークスは合計4・26点と得点を伸ばせず、逃げ切った。
「信じられません。めちゃくちゃ幸せです。チーム、家族、友達みんながサポートしてくれた」と大喜びだ。
日本人で初めて世界最高峰のチャンピオンシップ・ツアー(CT)に参戦する開拓者だ。日本人に馴染みのある名前の由来は「安室奈美恵」でも「ガンダム」でもなく、両親の「男の子っぽい名前にしたい」という思いから。地元開催の五輪で、確かにその名を刻んだ。