東京五輪「侍ジャパン」の戦いが、28日からいよいよ開幕する。
ダブルエリミネーション方式が採用された今回、具体的にはどういう展開で進んでいくのか。
悲願の金メダルまでには最短で5試合、最長で7試合を戦うことになり、予選リーグにあたる「オープニングラウンド」を終えた各国は、全6チームが決勝トーナメントの位置づけとなる「ノックアウトステージ」へと進出する。
KOステージではA組1位とB組1位が激突。その勝者が2位同士、3位同士のトーナメントで勝ち上がってきたチームと準決勝で戦い、さらに敗者復活戦を勝ち上がってきたチームと決勝で対戦する。
KOステージで1敗しても復活は可能で、仮にオープニングR2敗で3位通過だったとしも、KOステージ初戦の3位同士の戦いに勝ちさえすれば、もう1敗はできるシステム。「3敗しても金メダル」ということもありうる。
では、3か国の総当たりで行われるオープニングR、3か国とも「1勝1敗」だった場合はどうなるのか。
まずは得失点率(『総得点/総攻撃イニング数』から『総失点/総守備イニング数』を引いた数値)が多いほうを上位とし、それでも決まらない場合は、自責点による総得失点率(『相手自責点による総得点/総攻撃イニング数』から『総自責点/総守備イニング数を引いた数値』)で比較する。
それでも同じだった場合は「チーム打率」、最終的には「コイントス」で順位が決定される。
ちなみに全試合で引き分けはなく、同点の場合でも延長10回からのタイブレークで決着をつけることになっている。