相模原の団地で水栓124個盗む 18歳の無職少年逮捕、複数人関与か

相模原南署

 団地の水飲み場の水栓(蛇口)を盗んだとして、相模原南署は27日、窃盗の疑いで、相模原市南区の無職少年(18)を逮捕した。

 逮捕容疑は、ほか数人と共謀して5月20日午後4時ごろ~翌21日午前8時半ごろ、同区の「相武台団地」敷地内にある37カ所の水飲み場で、水栓124個(時価計約21万円相当)を盗んだ、としている。調べに対し「間違いない」と容疑を認めている。

 署によると、周辺の防犯カメラ映像などから少年が浮上。映像にはほかに複数の人物が写っているといい、署はほかに関与した人物がいるとみて、特定を進めている。

 水栓を狙った窃盗事件は今春以降、平塚や厚木、海老名市などでも確認されている。県警は盗んだ水栓を売って金を稼ぐ目的だったとみて、関連を調べる。

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