【新日本】タイチ&ザック NEVER6人タッグとの2冠へ好発進 みのるとのトリオで圧勝

YOHをブン投げるタイチ

新日本プロレス27日後楽園大会で、IWGPタッグ王者のタイチ(41)、ザック・セイバーJr.(34)組がNEVER無差別級6人タッグ王座(現王者は後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI―HASHI組)取りに弾みをつけた。

25日東京ドーム大会でベルト奪回に成功したタイチとザックは、9月5日メットライフドーム大会の内藤哲也、SANADA組と後藤、YOSHI―HASHI組との3WAYマッチに臨む。この初防衛戦を前に、8月1日後楽園大会では鈴木みのるとのトリオでNEVER無差別級6人タッグ王座への挑戦も決定した。

この日の大会では10人タッグ戦でCHAOSと激突した。タイチが聖帝十字陵(変型ストレッチプラム)でYOHをとらえると、鈴木軍全員が敵軍を関節技で捕獲。ギブアップを奪って完勝を収めてみせた。

タッグと6人タッグの〝2冠〟に弾みをつけたタイチは「なかなか3人で並び立つことがなかったからいい機会じゃねえか。もう1本よこせよ、それ。最強のタッグチームを世界に見せるために、もう1本必要だ。お前ら今まで運がよかったんだよ。弱えヤツばっか相手にしてよお」と王者チームを挑発。みのるも「あれズルいよな。防衛記録伸ばすために都合のいいヤツとしかやってねえもんな」と呼応した。

さらにザックも「テリー・タコス(YOSHI―HASHI)とゲイリー・ゴトーとトモちゃんのことは認めてる。だからこそ取る意味がある。俺たち3人を崩せるチームなんていないだろう」と揺るがぬ自信をのぞかせた。王座戦2連戦を控え、まずは鈴木軍が主導権を完全に握った格好だ。

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